東京大神宮といえば、いま噂のパワースポット。
中沢新一さんの「アースダイバー」によれば、
神社のあるところはもともと気というか地場というか、
縄文のころからなにかを発していた場であったようです。
地形的にも、岬の先端と神社の位置は重なるようです。
ではなぜ路地裏園芸観察学会が東京大神宮なのかというと、
東京で森を探そうとすると、
どうしても神社仏閣などに頼らねばなりません。
緑をもとめて手近な神社・・・と思い立ち
打ち合わせのついでに来てみたところ、
境内には妙齢の女性たちでいっぱい。
なるほど東京大神宮は日本で最初の神前結婚式を挙げた神社と
由来に書いてありました。
ただわれわれの目的は「縁」ではなく「緑」。
東京大神宮は、森を育てている宣言をしています。
植物を求めて境内をうろうろ。
ご神木の根元に池があり、清涼感を漂わせていました。
でもやっぱり、丁寧に頭を下げている女性たちが気になります。
なんだか落ち着かないので、路地の風情あるお宅を観察させていただきました。
昔はこうした踏み固められた土にうすく苔むしている道がいっぱいありましたが、
もうすっかり見られなくなりました。
末永くこの佇まいを大切にしていただきたいと願う次第です。