客商売をなさっているお店の軒先は、路地園芸の代表的なスペースと思われます。
手入れの行き届いた緑というのは、うるおいや清潔感を見る人に与えてくれますし、
生命力がありますから繁盛への期待も込められているのでしょう。
こちらは神田明神参道にある甘酒屋の天野屋さん。
いろいろな本にも多数紹介されていて、
いちはやく江戸時代からバイオテクノロジーを取り入れて
地下に畑をもっていることで有名ですね。
見越しの松はお約束。季節柄、キクが目立つところに。
ササやリュウノヒゲがグランドカバー。あとはなんでしょう。赤い実が灯籠の上に見えます。
ほんの1メートルほどのアプローチですが、なんかワクワク感がありますよね。
入ってみたくなる。
こちらは神田明神から湯島にガケを下って、また湯島天神方面へと行く途中のお店です。
仕入れと園芸がボーダレス。
オリヅルランの上にキャベツ。
トロ箱の後ろにアロエ。
食材だか園芸なんだか。
きっとトロ箱の空き箱はそのまま鉢になるのでしょう。
こちらは飯田橋、東京大神宮そばの居酒屋。
その名も神楽!
ご神木はアロエです。
でもお隣の鉢物かその境が微妙。
オリヅルランは元気だけど、その上のなんですかね、ドラセナ?
ひとつはほぼ枯れつつあります。
はやく水をあげてほしいですね。まだきっと間に合いますよね。
そして押上の「たつのこ」さん。
このときはサザンカが旬でしたけど、
5月にはフジがきれに咲くんです。
でもすべて鉢植え。
招きネコが隠れても気にしない。
室外機の前だろうが関係なし。
お客さんに見せたいのは路地園芸ですから。
いちおう車道と歩道の境界線は出ないように、交通ルールは守っています。
トリはやっぱり根津のうさぎさん。
リュウノヒゲやササ類は老舗「天野屋」さん同様ですが、
ちょっとおしゃれなのはミニシクラメンですね。
その後ろはサツキかなー
サツキで有名な根津神社のお膝元ですからね。
あと、うさぎさんもフジやってました。ただ鉢植えかどうかはチェックしそびれました。
おそらく公道と思いますが、自動車は通行ムリです。
さりげなく通行を禁じている、その役を植物が担当しているのが、
植物と人間が結ばれている証です。
みなさんのご近所のお店の園芸を教えてください。
緑を探して街を歩こうープランツ・ウォーク / PlantsWalkや
路地裏園芸観察学会のfacebookページにアップしていただけるとありがたいです。
とくに、プランツ・ウォークのFBでは柳生さんやいとうさんからもコメントいただける、かも!?
ぜひ!